甲野陽紀先生をお招きしました♪

5月18日は身体技法研究者の甲野陽紀先生を講師としてお招きし、特別ワークショップを開催しました!

外見からは同じ動作でも、意識を「おく」ところでパフォーマンスが変わる。

甲野先生が参加者お一人お一人の体に直接触れながら、ピンポイントでその「おく」場所をご指導くださいました。

自分の体がこんなにも敏感で、気を「おく」場所ひとつで相手との関わり方まで変わってしまう。そんな体験に、驚きの声があがっていました。

「一動作一注意」

一つの動作に、一つの注意。

それだけで体の動きは驚くほど整う。

逆に、二つのことを同時に考えようとすると、たちまち動作はぎこちなくなり、バランスが崩れてしまう。

#今夜のつまみを考えたら揺らいだわ

私たちの体は、ひとつの意識に集中することで、本来の力を発揮できるようにできているのですね。

スタジオでは、他分野で活躍されている講師を定期的にお招きしています。

タンゴはもちろん、皆さまの日常生活の質を高めるヒントとして、何か一つでもお持ち帰りいただけたなら、とても嬉しく思います。

次回の特別講師は、先日のワークショップが好評で、再開催のリクエストも多くいただいた、「武術とからだの稽古会」主宰の笹井信吾先生をお迎えする予定です。お楽しみに♪

世界を旅するタンゴダンサー

Kentaro

ドバイ&ブダペスト滞在記

今回は3月下旬から4月上旬まで訪れたドバイ&ブダペスト滞在記です♪

◯アラブ首長国連邦〈ドバイ編〉

ラマダン明けに到着したので、旧市街の市場は活気に満ち、人であふれていました。現地の人が食べているからきっと大丈夫…と衛生面での不安を感じながらも、各種ローカルフードを堪能。

濡れティッシュ必須

結局お腹イタタ

滞在中の食事は主にフードデリバリーを活用。配達してくれたお兄さんの笑顔が素敵すぎてチップを弾んでしまう。前回のタンゴマラソンで訪れたバリ島でも素敵な笑顔に出会えたが、日本ではあのような笑顔にあまり出会えない。いったい、あの笑顔は何から生まれるのだろう?

ドバイ滞在の目的であるミロンガは、世界一高いビル「ブルジュ・ハリファ」を背景に望む高級レストランのルーフトップで開催。日中の気温は40度近くあったが、夜はフロアーを風が吹きぬけ、心地よいひとときを過ごす。

ミロンガ「 Tangrela 」@ ドバイ

現地の方から、ドバイの現状と人口構成(およそ半数がインド・パキスタン出身)について教えてもらう。「母国では仕事がなく、出稼ぎに来ている。ドバイの発展は、彼らのマンパワーによるものだ」という言葉が印象に残る。

たとえどんなに厳しい立場からのスタートであっても、「こうなりたい」という明確なビジョンがあれば、意識も行動も変わっていく。逆に、目指すものがなければ、その場所にとどまり続けることになり、やがてそこがゴールになってしまう。

そんなことを考えさせられたドバイ滞在だった。

真面目だな自分

◯ハンガリー〈ブダペスト編〉

ドバイから、今回の旅のメインであるタンゴマラソンが開催されるブダペストへ移動。

今回のイベントは完全紹介制のイベントでレベルが高く、ヨーロッパで活躍するプロやタンゴマラソン界の有名人も数多く参加。

タンゴマラソン「 Secreto 」@ブダペスト

ヨーロッパのタンゴはアジアより歴史が長く、男女とも年配の熟練が多い。私が魅了された年配の男性は、シンプルなステップ構成のみでとても豊かな音楽表現で踊っていた。今回も観察と踊り込みから新しい自分に合った動きが生まれる。

#あんなおじさま、アジアにおらんぞ

これだからマラソンはやめられない

イベント期間中、会場ではブランチが用意され、夕食はグループディナーに混ぜてもらう。英語で聞き取れないことや、自分の考えを上手く伝えられない場面も多々ある。

しかし、自分から飛び込んでいかないと何も生まれない!と自分に言い聞かせて輪の中へ。結果、次回の旅へとつながる有益な情報を得ることができた。

毎回ドキドキ

もっと英語がんばる

〈今回の旅を終えて〉

自分がいかに恵まれた環境にいるのか、そしてその環境を活かしきれているのか、そんな問いが心に浮かんだ。

日本に生まれた時点で、世界的に見ればかなりのアドバンテージ。身分制度もなければ、極端な貧困や過酷な労働環境にさらされることもない。

自分の持てる資源と可能性を最大限に活かし、自分がこの人生で何を成し遂げたいのかを真剣に考え、そこに命を注いでいこうと静かに決意する。

やはり真面目だな自分

次の旅まで修行はつづく

世界を旅するタンゴダンサー

Kentaro

楽しい異分野からの学び

blue lemon sliced into two halves

コタツから出られない今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。

#コタツから世界に発信

スタジオでは様々な講師をお招きして特別ワークショップを開催しています。

「異分野から学ぶ」と聞いて、あなたはどんな印象を抱きますか?  

「面白そう!」と感じる人もいれば、「自分には関係ない」と感じる人もいるでしょう。  

でも実は、異分野の学びは私たちの成長に刺激を与えてくれます。

〈 異分野から学ぶことで得られる3つのメリット 〉

①新しい視点が得られる 

   自分の業界にいると、当たり前の価値観や考え方にとらわれがちです。異分野の視点を取り入れることで、思いもしなかったアイデアを得ることがあります。  

私自身、踊りへのアプローチでいくつもの新しい発見がありました。

②創造性が高まる  

   異なる文化を取り入れると、自分だけの「ユニークな答え」を作り出す力が育ちます。  

最近の私のテーマは「四足歩行」。

#もう誰もついてこれない

③パフォーマンスUP

   近年では、プロスポーツ選手が古武道の動きを活用するなど、異分野のスキルが大きな成果を生み出す例が数多く存在します。

〈 学ぶときの心がまえ〉

◯目的を持って学ぶ

   「この分野の何をどのように活かせるか?」を常に考えながら学ぶことで、学びの効果は何倍にもなります。

◯実験的に取り入れる 

   日々の習慣に学んだことを少しずつ取り入れてみてください。改善を重ねることで、大きな成果へとつながります。

楽しみに待つ

今すぐ効果が現れなくても大丈夫。気づいていないだけで、学びは私たちの内面で化学変化を起こしています。いつの日か目の前の課題を解決するカギとなる可能性があります。

思わぬ化学変化が楽しい:異分野の学び

異分野の学びは私たちの成長に刺激を与えてくれます。  

今日から少し視点を変えるだけで、今まで見えていなかった可能性が広がるかもしれません。

さあ、あなたも異分野への冒険を始めてみませんか?  

世界を旅するタンゴダンサー

Kentaro


次回の特別ワークショプは日本代表選手も指導されている須永将平さんをお招きしての「仙骨トレーニング」♪

詳細はこちらから

11月よりコース振替が可能に♪(改訂版)

11月から、初級と初中級コースの欠席分を振替受講できるようになります♪


◯初級コースの場合

同じシーズンの他曜日コースへ

例)木曜初級コース受講中で2回目を欠席 ➡️ 同じシーズンの土曜初級コース2回目に振替

◯初中級コースの場合

同じ月の他曜日コースへ

例)木曜初中級コース受講中で2回目を欠席 ➡️ 同じ月の土曜初中級コース4回目に振替


備考)同じ回でない場合は内容が異なることをご了承ください。/振替をご希望の場合はご連絡ください。

ご不明な点はお気軽に♪

笹井信吾先生の稽古会を終えて

聞こえない音、見えない色。

この世界には、人間には知覚できないものが存在する。人間が感じとれないだけで、確かにそこにある。

科学は自然のごく一部しか解明できていないという。その中で科学的根拠を絶対視することは、可能性を大いに狭め、道を誤る。

なぜそうなるのか、すべてを説明することはできない。「説明できないから信じない」のではなく、「説明できないけど、そうなるからそうしてみる」を採用したい。

人間がすべてを知り、理解することは永遠にできない。できるのは、高みを目指すことだけ。

稽古会を通して、様々な新しい視点を得ることができました。

今回の学びを生かし、身体との対話をより深めていきたいと思います。

次回の稽古会まで旅はつづく

世界を旅するタンゴダンサー

Kentaro

解き放て

いつの頃からだろう

こうしなければ

こうでいなければ

大人になるに従って

世間の常識に縛られ

自分が封じ込められていく

踊りはそんな自分を縛る鎖から

あなたを解き放ち

あなた本来の姿へと帰してくれる

今からでも遅くはない

いつからでもできる

移りゆく世間の常識に

合わせる必要はない

自分の気持ちに正直に

あなたらしく生きて欲しい

解き放て

世界を旅するタンゴダンサー

Kentaro

ベルギーのタンゴマラソンに参加してきました♪

selective focus photography of pink cherry blossom flower

春爛漫で気分ウキウキの今日この頃。いかがお過ごしでしょうか。

今から遥か昔、去年12月のベルギー遠征の話をしよう。

#年越しブログ

12月上旬にベルギーの首都ブリュッセルで開催されたタンゴマラソン「La Cita de Los Amigos 」に参加してきました♪

ドバイでのお楽しみ

出発早々、飛行機が6時間遅れ。トランジットのドバイで時間をどう過ごすか悩んだ末、空港ホテルでシャワーを浴びてリフレッシュ。

その後は日本では見かけない特大ジョッキのビールとつまみでお腹も心も満腹。もはや目的地についたようにリラックス。

#もうドバイでいいんじゃないか 

階段と玄関ドアに悪戦苦闘

今回は民泊を利用。エレベータなしの最上階五階までの狭い螺旋階段。日が経つにつれ登り降りがキツくなる。目が回る。そして開け方に癖のある玄関ドア。最初20分ほど格闘して、閉め出されたギリシャの思い出がよみがえる。

#体当たりで開け閉めするドア

地元ミロンガへ

到着した日の夜から毎晩、地元で開催されるミロンガへと出かけた。日が経つにつれ、顔見知りが増えて現地で有名なDJとも親しくなる。どこのミロンガも温かく迎え入れてくれた。

酔っ払いグルメツアー

ベルギーのグルメとして有名なビール、ワッフル、ムール貝、チョコレート、フライドポテト。これらを試食できるグルメツアーに参加。

いくつかの老舗バーを巡る今回のツアー。後半になってくると参加者が酔っ払いカオス状態にw

私は一緒に参加した年配ご婦人たちに囲まれ、にぎやかな宴の時間を過ごす。

地元の食堂と市内観光

食事は宿近くに美味しいベルギー料理を提供する食堂を発見。滞在中は何回も通う。

カニクリームコロッケや牛の黒ビール煮込みなど、ベルギー料理は私の口によく合った。もちろんビールも♪

美術館や博物館もいくつか訪れる。その中でもマグリッド美術館は特にお気に入り。彼の遊び心がたまらない。

市内中心部にある小便小僧にもごあいさつ。小便小僧の故郷がベルギーだということを初めて知る。彼は毎日着せ替えられていた。

#火事を小便で消した英雄 #女性には不評

雰囲気抜群のタンゴマラソン

マラソン会場は教会をイベント施設へとリフォームした建物で、雰囲気が最高だった。

ヨーロッパ中から 250名ほどの熟練たちが集った今回のマラソン。音楽性や間の取り方、表現など学びが多かった。

そして今回のマラソンの特筆すべきはベルギービール飲み放題だったこと!今までのマラソンでは水などは無料でアルコール類は有料が多かった。

おかげさまで「飲む→踊る→飲む→踊る」の無限ループ。

#何杯飲んだかわからない #羽が生えたわ

旅の終わり

最終日は部屋でゆっくり過ごし、お気に入りの食堂で食事をとる。

夜は最後のミロンガへと出かけ、滞在中に仲良くなった年配紳士とベルギービールで乾杯しながらタンゴについて語り合う。

ベルギーはこれまで行ったヨーロッパの国の中でもお気に入り。またいつか訪問したい国となった。

今回の旅で得た経験を活かして、今後も積極的に人と交流し、新しい発見や感動を求めて旅を続けたいと思う。

世界を旅するタンゴダンサー

Kentaro

台湾のタンゴマラソンへ♪

突然の吹雪に慌てる夏タイヤの皆様、いかがお過ごしでしょうか。

#ついに来た冬タイヤ活躍の時

昨年の10月27日から10月31日まで台湾で開催されたタンゴマラソン「Taipei Tango Weekend」に参加してきました♪

今回で4回目の台湾。気候は日本より少し蒸し暑い感じでした。

台湾は日本から近いせいか、日本からの参加者も20人ほど。初めての海外マラソンとして台湾はオススメです♪

片道4時間のフライトはヨーロッパ路線と比べると「もう着いたの!?」レベル。

#修行のヨーロッパ路線 

身体を通して会話するように踊るアルゼンチンタンゴ。それは言葉が未熟でも海外の人と交流できる第二のパスポート。

友人がひとりその国にいるだけで、その国の見方が変わる。みんながタンゴを踊れば世界は平和になるかも、海外の友人たちとそんな会話になったりします。

タンゴを通して、国境と世代を越えてお互いを思いやる気持ちが生まれ、世の中が少しでも良い方向へと流れますように。

平和を願うタンゴダンサー Kentaro


(追記)

台湾に行ったら必ず食べたい魯肉飯♪

お気に入りのお店はこちら↓

https://maps.app.goo.gl/C6HSYDp2pYgEs3jA6

色々な場所で食べましたが、こちらが今のところベストです。まだ食していない小籠包は次回の裏ミッションに♪

ギリシャのタンゴマラソンに参加してきました♪

キンモクセイの香りに鼻が喜ぶ今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。

9月3日から9月13日まで、ギリシャで開催されたタンゴマラソン(Los Higos Tango Marathon)に参加してきました。

今回はまずアテネを訪れ、現地のミロンガ(アルゼンチンタンゴのパーティー)を堪能。屋上テラスでの開催で夜風が心地良かったです。

#タンゴにはお酒がよく似合う

アテネでの滞在を楽しんだ後は、いよいよマラソン開催地の地方都市カラマタへ移動。

今回のタンゴマラソンは小さな海沿いの村での開催。イベント開催中は村の人口よりマラソン参加者が多い状態にw

ヨーロッパで著名なプロたちが数多く参加しており(アジア人は私を含めて2名のみ!)、過去に参加したタンゴマラソンの中で最もレベルの高いイベントでした。動画はこちらから。

# またしても日本代表 

宿へ帰ったら着替えも中途半端に溶けるように寝てしまい、足がつって目覚めるというタンゴマラソンらしい日々を過ごしていました。

イベント合間は目の前に広がる美しい海を眺めながらリラックス。

そこは村の人たちの社交場であり、ひとりのご婦人に「日本人に初めて会ったわ。アテネならまだしも、こんなところまで日本からよく来たわね❤️」と話しかけられる。

#私もそう思う #ここでも日本代表

なぜこうまでして海外、特にヨーロッパへ出かけるのだろう。主な理由はこうだ⬇️

⚪︎高いレベルに触れ自分に発破をかける
⚪︎自分のコンフォートゾーンからの脱却
⚪︎今やらないと一生できないことがある

自分の気持ちに正直に、直感を信じて、チャンスがあるなら無理してでも食らいつく。失敗もあるけど、それは前進している証拠。挑戦し続ける人生でありたいと思うのです。

また、今回のタンゴマラソンに参加して、自分も将来タンゴマラソンを日本で主催したいと思いました。

世界中からタンゴを愛する者が集う。想像しただけでワクワクします。

#チームメンバー募集中

次の旅まで修行はつづく

世界を旅するタンゴダンサー Kentaro

〈追記〉

今回初めてAirb&bを利用。いわゆる民泊。

ふとした瞬間に鍵はもちろん、携帯と財布も持たず部屋着のまま、オートロックで締め出される。

#まさかのオートロック 

#ドアが古い木製で油断した

別室の人にオーナーと連絡をとってもらうが、「1時間で行くから待っていて❤️」とのお返事。しかし、そこはギリシャ時間。

実際に鍵を開けてくれるまで3時間、村を部屋着で徘徊する不審人物に…。

#ビーチに部屋着でたたずむ私

#人生を考えたわ