台湾タンゴマラソン

3月1日から3月4日まで台湾の台北で開催された台湾タンゴマラソンに参加してきました。今回は初めてLCCを利用 ♪

機内持ち込み7kgという制約。

最軽量かつ最大容量のスーツケースをわざわざレンタルし、負けられない戦いが搭乗2日前から始まりました。過去の旅の経験を生かし創意工夫の末、見事ギリギリ規定以内。預け入れはロストバゲージの危険がありますからね。(経験ありw)

機内は足元が広い非常口付近の席を予約したのでゆったり快適でした。この LCCのフライトアテンダントの制服を見ていると、頭の中で宇宙戦艦ヤマトの曲が流れてきます。

いつも思うのですが、機内で誰かが食べているカップラーメンの匂いは犯罪的。機内食は食べないという私の流儀が惑わされましたが、現地での食事をイメージしながら無事に到着。

台北の街は歩いていると香辛料の香りと看板のカオスな感じがこの街の生命力を感じさせます。今回滞在したホテルはフロントがなくビルの指定されたポストに入った鍵を自分で受け取る方式。なんか変だと思ったら意図せず初の民泊。しかもトイレが…。(詳細は個別にw)

今回のイベント会場は日本による台湾統治時代に日本人によって設計された建物。赤レンガと天井の木組みがレトロな雰囲気でとても素敵でした。

マラソンは男女比とメンバーが同じで3日間踊ります(1日約12時間)。台湾、韓国、中国、日本、マレーシア、シンガポールなどアジア近隣諸国を中心に200人ぐらいが参加していました。他国のイベントで友達になった方とも数年ぶりに再会。イベントの合間などは仲良くなった人達と一緒に食事へ。これがワイワイガヤガヤで楽しいのです♪

安くて美味しい食の宝庫と言われている台湾。普段1日2食しか食べない私ですが、滞在中はしっかり3食!なかでも下の写真の魯肉飯(ルーロウファン)は私の大のお気に入りで、ほぼ毎食いただきました。おかげで体重もそれほど減らず、なぜかお肌もプルプルに。(当社比)

期間中いろんな方と踊り込んでいくと、自分の中から新しい表現が生まれてくることがあります。それは自分の奥底から引き出されたものであり、私にとっては宝物。それがたったひとつでも、旅の目的が半分以上達成された気持ちになります。

今回は短期滞在で観光する時間はありませんでしたが、多くの新しい友人ができ、充実した日々を過ごせました。これからは地元のミロンガ参加も積極的に旅の計画に入れていこうと思います。

次の旅まで修行はつづく。

Kentaro

 

 

 

ドイツレポート

今年のことは今年のうちに。(汗)
レポートUPが遅くなりましたが、10月10日から10月16日までドイツのミュンヘンで開催されたMunich City Tango Marathon に参加してきました。
夜にホテルに着き、そのまま地元のミロンガへ。長旅の疲れもタンゴの音楽に身を委ねているだけで、心地よく癒されてゆきます。
今回宿泊したホテルは市内中心部でイベント会場の近くだったのですが、洗面とトイレ、シャワーが部屋になく共同。しかも男女それぞれ一室で別階…。
私は朝起きると髪がライオンキングみたいになるのですが、それを整えるには部屋から出て行かねばならず、廊下ですれ違う人たちの視線が…。このタイプの部屋を予約することは二度とないでしょう。(笑)
翌日は建築と音楽に破滅的浪費を繰り返した「狂王」ルートヴィヒ2世のお城観光へ。お城が市内から遠方だったのでツアーに参加。
訪問先のいたるところで時代の流れか、とある施設のオーディオガイドは中国語30台に対し日本語3台のみ。レストランでは中国語メニューあるも日本語なし。チャイナパワー恐るべし…。
ディズニーのシンデレラ城のモデルにもなったノンシュバンシュタイン城。
リンダーホーフ城。内装が華やかなのはもちろん、遊び心があるのが私のお気に入り。オススメです。
夜は前日のミロンガで知り合った方おすすめのミロンガへ。ミロンガは夜からなので観光をひと通り終えてからも体力があれば旅行先で長〜い1日を楽しめます♪
ミュンヘンといえば白ソーセージとビール。結構飲みました。そして結構食べました。
旅をする時、それぞれの国の習慣やマナーをひと通り学んでから行くのですが、今回特に気をつけたことが「挙手」。
ウェイターやタクシーを呼ぶときなど、つい手のひらを上げたくなりますが、ここドイツではナチスを想起させるということで、逮捕されることもあるそうです。なので人差し指を上げます。(汗)
滞在2日目からイベントに参加。
マラソンはフェスティバルと違い、レッスンやプロのショーがなく、ひたすらいろんな方と踊り込むという特徴があります。有名なプロのカップルも参加しており、とても勉強になりました。
国や文化的背景が大きく異なっていてもタンゴは私たちを結びつけてくれます。わずかなひと時、互いの感覚が交わったときの喜びは一生の思い出となります。
また次の旅まで精進いたします。
Kentaro

クラクフ・タンゴフェスティバル

お盆を過ぎて少し涼しくなってきましたね。
またまた更新が遅くなりましたが、5月1日から5月9日までポーランドのクラクフで開催されたタンゴフェスティバルのレポートです。

 

クラクフはポーランドのかつての首都であり、第二次世界大戦の戦火を逃れて今なお中世の趣きを残す街です。アウシュビッツ強制収容所が郊外にあり、バスで1時間かけて行ってきました。想像以上に広大な敷地。ヨーロッパ中からこの地に移送され亡くなった多くの人々。

 

 

 

指一本で生死を分ける「選別」の場。日中は同胞のため、夜は親衛隊のために演奏した死の国の音楽隊。残された幼子たちの靴。三つ編みごと切られた女性たちの髪。

 

音楽隊が演奏していた場所、銃殺の処刑広場などに立ち、彼らがどのような気持ちでこの景色を眺めていたのだろうかと思いを馳せ、なんども涙が込み上げてきました。ふり返って今自分の周りにあるすべてがより愛おしく感じられました。

 

 

 

 

私が海外のイベントを選ぶ際に重要視するのが会場の雰囲気なのですが、今回参加したこのイベントは過去最高に素敵でした。

岩塩洞窟でのミロンガ、公園の広場でのフォルクローレ、なかでもポーリッシュ・タンゴというジャンルの曲に惹かれました。現地で初めて知ったのですがポーランドはタンゴゆかりの地だったようで1930〜1940年代の流行歌の約8割はタンゴだったとの記録もあるそうです。

自分が普段いる環境から離れることは私にとってはとても大切なこと。外から客観的に自分を見ることで軌道修正や気持ちのリフレッシュになります。また次の旅まで日々を大切に生きたいと思います。

 

Kentaro

イスタンブール・タンゴフェスティバル

レポート遅くなりましたが、3月6日から3月13日までトルコのイスタンブールで開催されたタンゴフェスティバルに参加してきました。

イベントが始まると観光の気力がなくなるので初日に色々と観光。

モスクはヨーロッパの寺院とは異なる趣き。モザイク画やタイル装飾が印象的でした。ケバブやサバサンドも堪能。

イベントはリッツ・カールトンなど華やかな会場で日中から翌日の朝まで繰り広げられ、世界中から多くの人々が集いました。

 

最もハードだった1日のスケジュール。

10:30-14:30 ミロンガ参加

15:00-19:30 ワークショップ参加

21:00- 02:00 ミロンガ参加

2:30-07:00 アフターミロンガ参加

人生で初めてもも裏がつりました。(笑)

下の写真は午前6時40分ごろ。ビール片手に静かに音楽に聴き入る、ひとりの老紳士。渋い渋すぎる。まるで映画のワンシーンのようでした。

イベント最後は親しくなった現地の友人たちとローカルフードのクンピル(ベイクドポテト全部のせ?)を食べに出かけました。顔ぐらいの大きさにびっくり…。

現地の方と共通の趣味タンゴを通じてすぐ仲良くなれるのも、世界中にコミュニティのあるタンゴの良さのひとつですね。

今回、何を踊ったか記憶にない、ただ自分が今まで踊ったことのないような踊りをしていた感覚だけが残った時がありました。なんとも言えない音楽と相手との一体感。このようなことがあるからもっと学び、追求していきたいのだと思います。

追記)イベント中、現地テレビのインタビューを受ける機会があり、いくつかの質問の中で「あなたにとってタンゴとは?」がありました。旅は予想だにしない方法で貴重な機会を与えてくれるものですね。

Kentaro

2018 蔵ミロンガ

昨日開催された2018蔵ミロンガ。おかげさまで無事に終えることができました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

蔵という非日常空間でのタンゴ。皆様にこれからも喜んで頂けるよう努力してまいります。また来年お会いできることを願って。

最後まで残った皆様。この後はもちろん餃子ツアーへと流れていきました♪

 

 

プラハタンゴマラソン

プラハタンゴマラソンに参加してきました。
 今回の旅は彼らの故郷フィンランドのヘルシンキ経由でチェコ入り。成田からオーロラツアーの一団と一緒でした。タラップを降りたときの寒かったこと…。
初日はイベントが夜からだったので、それまでは市内観光に。
ヨーロッパの教会にはいつもその規模と内装の豪華さにため息がでます。トラムと地下鉄に乗るのにも大分慣れてきました。今回初めてUberを使ったのですがとても便利です。特にトラムの便数が少なくなる深夜などは重宝しました。
金曜夜から月曜早朝までのタンゴマラソン期間中はひたすら踊りこみ。マラソンに参加するには登録制で、主催者による選別があり、男女比は同じで構成されています。濃い4日間のイベントが終わる頃にはみんなファミリー?
ヨーロッパ各国から集った強者たち。見ているだけでも勉強になりました。マラソン期間中はお昼と夕食が会場で提供され、参加者同士が一緒に食事をとり、親しくなる貴重な機会。他のイベントの情報交換などとても有意義な時間でした。
 
4日間も踊り込んでいくと色々なことが現れてきます。今回も多くの収穫がありました。さらに精進していきたいと思います。
Kentaro