アルゼンチンタンゴショーのご案内♪

アルゼンチンタンゴショー「情熱のタンゴ」が2月6日日曜日に岩舟文化会館コスモスホールで上演されます。

音楽と踊りの両方をお楽しみいただけるショーです。すでに良いお席は埋まってきているのでご予定の方はお早めのご購入をお勧めします♪

チケット入手方法 & 詳細はこちらから

追記)上演前に会場近くのレストランでランチ会を予定しています。参加ご希望の方は1月15日までにスタジオまでご連絡ください。

ステップより大事なもの。

露天風呂が私を呼んでいる今日このごろ、皆様いかがお過ごしでしょうか。

# 外で裸になる心地よさ # 露出狂ではないぞ

パーティーでは自分たちの踊りを周囲に見せようとする踊りよりも、お相手に気持ちを向けた踊りであって欲しい。

ステップが派手で難易度の高いものであるほど、音楽や相手との一体感を得ることは難しくなる。初めて踊る相手にそれらのステップを用いた場合はむしろ暴力に近い。

#踊り場の暴走族

ステップを追い求める気持ちもわかる。YouTube などでプロダンサーが踊っているステップは華やかで魅力的だ。しかし、それはショーであることを忘れてはならない。

ショーは十分なスペースが用意された中で披露される。そして魅せるためにダイナミックなステップやリフト、一般的ではないステップが所々に散りばめられている。

一方、社交の場であるパーティーは多くの参加者とフロアーを共有して踊る。スペースは限られているし、初めて出会った者同士で踊ることも多い。そこで踊られるステップはごく一般的に知られているものだ。

パーティーでは曲と相手、常に変化する周囲のスペースへ対応しながら踊る。そしてその時に大切にして欲しいのが「お互いにとっての心地よさ」である。

相手との心地よさを無視した自己満足や自己表現のダンスは、タコが入っていないタコ焼きのようなものだ。

#とても残念なやつ

お互いを尊重し、相手の体から聞こえてくる声に耳を傾けよう。相手の気持ちを理解するように努めよう。

ステップの数や技術を学ぶ前提として、「相手を思いやるハート」を持っていて欲しい。

そのような気持ちで踊られるペアダンスは、たとえステップの派手さがなくても見ていて美しく愛おしい。

Kentaro

Media Luna Tango Marathon

2019年も終わってしまう前に今年最後のブログ更新!(汗)

10月11日〜10月14日まで都内で開催されたタンゴマラソン「Media Luna Tango Marathon」に参加してきました。懐かしい友人との再会や新しい交流など今回も充実した楽しいひと時を過ごしました。

台風の影響が最も大きかった土曜夜は交通機関が麻痺。会場近くにホテルを取っていた少数の地方とその他大勢の海外参加者は会場に到着しましたが、都内在住者はほぼ参加をあきらめムード。そのせいか国内なのに海外にいるかのような雰囲気でした。

踊りたいと思う曲がかかり、踊りたいと思う相手と目線が交わる。フロアーに歩み出て互いの手をとり静かに踊りだす。音楽が触媒となり徐々に互いの境界が溶け合ってゆく。それは得も言われぬ余韻を後に残し、忘れがたき思い出となる。初めて踊る異国の相手とこの感覚になるとき、タンゴの持つ不思議な魅力が私をとらえて離さない。

次の旅まで修行はつづく。

Kentaro

ロシア・タンゴマラソン

ようやく涼しくなってきたこの頃。ブログUPの時期ですね。

7月17日から7月23日までロシアのモスクワで開催されたタンゴマラソンに参加してきました。

今回のフライトはひさしぶりのJAL。やはり日系の航空会社のサービスは素晴らしい。珍しく機内食まで食べてしまう。そしてわずか10時間の飛行時間!直行便最高です。😭

滞在中のモスクワ印象は?

◯地下鉄

まるで宇宙基地のような美しいプラットホーム。大江戸線も顔負けの深さ。エスカレーターがシンガポールに次ぐ高速度。みんな歩くの速い。車両のドアがものすごい勢いで閉まる。😅

時々バレエやコンサートも催されるそう。素敵でしょうね。

◯天候

一日で変わりすぎです。

晴れ(暑い!)→曇り(寒い!)→雷雨(傘!)→晴れ(&#⭐︎♪%€!)

この夏は天候不順で、現地の友人たちも私たちの短い夏を返して!と言っておりましたw

◯ロシア語

発音が難しい。地下鉄などの英語表記が増え、海外からの旅行者に優しくなったのは去年のサッカー・ワールドカップから。最近すぎるw

@St.Basil’s Cathedral
ロシアといえばこの建物
キノコニョキニョキ
@Bolshoi Theater
ロシアが世界に誇るボリジョイ劇場
バレエ鑑賞は次回の楽しみに♪
@ Cathedral of Christ the Savior
内部は工事中で見れず
これも次回の楽しみに♪
@ Kremlin
クレムリン内の寺院は中国人の団体客でいっぱい
ここでもチャイナパワーが …

今回のタンゴマラソンはロシアで一番おすすめとの前評判。実際、男女ともにレベルが高くとても充実した時間を過ごせました。

会場も雰囲気がよく、いつかまたここに戻ってきたいという気持ちにさせてくれた場所でした。

ロシアはもちろん、東欧系の国々からの参加者が多く、よく言われたのが日本は一生に一度は訪れたい夢の国。私はそんな夢の国から来た日本人でした。

タンゴを通じてよく思うのは、初めて会ったもの同士でもよくこれだけ「分かり合える」なということ。人間、深いところでは一緒なんですね。違って同じ。うーん深い。

次の旅まで修行はつづく。

Kentaro

 

おまけ

@ロシアの国立歴史博物館
他の所蔵品と明らかに違う雰囲気のお宝発見!
これを見つけた時の私の興奮といったら… w

ポルトガル・タンゴマラソン

今日からもう7月。ブログを更新せねば!

ということで5月8日から5月15日までポルトガルのポルトで開催されたタンゴマラソンに参加してきました。

このブログを読まれている方はすでにご存知。そうです、例の狂ったように踊り込むアレですw

今回、行きのフライトが急病人のため人生初の緊急着陸を体験。その後4時間遅れで目的地に到着。疲れましたが、私が到着した翌日からストライキがあり、中には12時間以上空港待機の方もいたとか。日本にいるとストライキへの警戒心がゼロで怖い。

フライト中はポルトガル語の学習。

◯こんにちは

◯ありがとう

◯さようなら

◯ハイ

◯いいえ

◯すみません

◯お会計お願いします

◯1〜10の数字

これだけあれば生きていけるであろうレベル。あとは身振り手振りと笑顔で乗り切ります。

滞在中は午前中からお昼頃までゆっくりと観光し、その後は翌朝までイベント参加というスケジュール。

見事に黄色一色のB級グルメ「フランセジーニャ」。緑ないんかいと思うところが草食系。

美しいレロ書店。ハリー・ポッターの世界観に大きなインスピレーションを与えたといわれる。

ポルト大聖堂。外の日差しが強かったが、中は冷んやりしていて気持ちよかった。

港町らしく海鳥が飛んでいて、幸運という名の爆弾をよく落とす。友人は頭上に直撃弾を…w

ドン・ルイス1世橋。橋の上で受ける風がとても心地よく、しばらく黄昏ていました。

名物エッグタルト。外はサクサク、中はもっちりで美味しかったん♪

今回のタンゴマラソンの参加者は40カ国250人。強者たちが集うその場のエネルギーレベルの高さに武者震い。違う星に来たような感覚、たまりません。

踊りの中で深く相手とつながると、自分が全てさらけ出されてしまう。自分をごまかせない。心地よさと怖さの同居。自分の弱いところも含めて相手と真摯に向きあう。それが今の自分なのだから。ありのままでいることの大切さを感じた旅でした。

次の旅まで修行はつづく

Kentaro

 

おまけ

帰りの飛行機は幸運にもエコノミー4席のフルフラットシートを確保。疲れもあり、離陸後すぐに爆睡。長距離フライトもあっという間で、帰国後の疲れ方が全然違いました。日頃の行いは大事ですw

蔵ミロンガ

4月21日に開催された蔵ミロンガ(アルゼンチンタンゴのパーティー)はおかげさまで盛会に終えることができました。県外からも多くの方にお越しいただき、関係者の皆様には感謝申し上げます。

蔵という非日常空間でのアルゼンチンタンゴ。これからも魅力的なイベントをご用意してお待ちしております。

次回開催は2020年4月19日(日)。生演奏で踊れるかも!?お楽しみに♪

台湾タンゴマラソン

3月1日から3月4日まで台湾の台北で開催された台湾タンゴマラソンに参加してきました。今回は初めてLCCを利用 ♪

機内持ち込み7kgという制約。

最軽量かつ最大容量のスーツケースをわざわざレンタルし、負けられない戦いが搭乗2日前から始まりました。過去の旅の経験を生かし創意工夫の末、見事ギリギリ規定以内。預け入れはロストバゲージの危険がありますからね。(経験ありw)

機内は足元が広い非常口付近の席を予約したのでゆったり快適でした。この LCCのフライトアテンダントの制服を見ていると、頭の中で宇宙戦艦ヤマトの曲が流れてきます。

いつも思うのですが、機内で誰かが食べているカップラーメンの匂いは犯罪的。機内食は食べないという私の流儀が惑わされましたが、現地での食事をイメージしながら無事に到着。

台北の街は歩いていると香辛料の香りと看板のカオスな感じがこの街の生命力を感じさせます。今回滞在したホテルはフロントがなくビルの指定されたポストに入った鍵を自分で受け取る方式。なんか変だと思ったら意図せず初の民泊。しかもトイレが…。(詳細は個別にw)

今回のイベント会場は日本による台湾統治時代に日本人によって設計された建物。赤レンガと天井の木組みがレトロな雰囲気でとても素敵でした。

マラソンは男女比とメンバーが同じで3日間踊ります(1日約12時間)。台湾、韓国、中国、日本、マレーシア、シンガポールなどアジア近隣諸国を中心に200人ぐらいが参加していました。他国のイベントで友達になった方とも数年ぶりに再会。イベントの合間などは仲良くなった人達と一緒に食事へ。これがワイワイガヤガヤで楽しいのです♪

安くて美味しい食の宝庫と言われている台湾。普段1日2食しか食べない私ですが、滞在中はしっかり3食!なかでも下の写真の魯肉飯(ルーロウファン)は私の大のお気に入りで、ほぼ毎食いただきました。おかげで体重もそれほど減らず、なぜかお肌もプルプルに。(当社比)

期間中いろんな方と踊り込んでいくと、自分の中から新しい表現が生まれてくることがあります。それは自分の奥底から引き出されたものであり、私にとっては宝物。それがたったひとつでも、旅の目的が半分以上達成された気持ちになります。

今回は短期滞在で観光する時間はありませんでしたが、多くの新しい友人ができ、充実した日々を過ごせました。これからは地元のミロンガ参加も積極的に旅の計画に入れていこうと思います。

次の旅まで修行はつづく。

Kentaro

 

 

 

ドイツレポート

今年のことは今年のうちに。(汗)
レポートUPが遅くなりましたが、10月10日から10月16日までドイツのミュンヘンで開催されたMunich City Tango Marathon に参加してきました。
夜にホテルに着き、そのまま地元のミロンガへ。長旅の疲れもタンゴの音楽に身を委ねているだけで、心地よく癒されてゆきます。
今回宿泊したホテルは市内中心部でイベント会場の近くだったのですが、洗面とトイレ、シャワーが部屋になく共同。しかも男女それぞれ一室で別階…。
私は朝起きると髪がライオンキングみたいになるのですが、それを整えるには部屋から出て行かねばならず、廊下ですれ違う人たちの視線が…。このタイプの部屋を予約することは二度とないでしょう。(笑)
翌日は建築と音楽に破滅的浪費を繰り返した「狂王」ルートヴィヒ2世のお城観光へ。お城が市内から遠方だったのでツアーに参加。
訪問先のいたるところで時代の流れか、とある施設のオーディオガイドは中国語30台に対し日本語3台のみ。レストランでは中国語メニューあるも日本語なし。チャイナパワー恐るべし…。
ディズニーのシンデレラ城のモデルにもなったノンシュバンシュタイン城。
リンダーホーフ城。内装が華やかなのはもちろん、遊び心があるのが私のお気に入り。オススメです。
夜は前日のミロンガで知り合った方おすすめのミロンガへ。ミロンガは夜からなので観光をひと通り終えてからも体力があれば旅行先で長〜い1日を楽しめます♪
ミュンヘンといえば白ソーセージとビール。結構飲みました。そして結構食べました。
旅をする時、それぞれの国の習慣やマナーをひと通り学んでから行くのですが、今回特に気をつけたことが「挙手」。
ウェイターやタクシーを呼ぶときなど、つい手のひらを上げたくなりますが、ここドイツではナチスを想起させるということで、逮捕されることもあるそうです。なので人差し指を上げます。(汗)
滞在2日目からイベントに参加。
マラソンはフェスティバルと違い、レッスンやプロのショーがなく、ひたすらいろんな方と踊り込むという特徴があります。有名なプロのカップルも参加しており、とても勉強になりました。
国や文化的背景が大きく異なっていてもタンゴは私たちを結びつけてくれます。わずかなひと時、互いの感覚が交わったときの喜びは一生の思い出となります。
また次の旅まで精進いたします。
Kentaro

クラクフ・タンゴフェスティバル

お盆を過ぎて少し涼しくなってきましたね。
またまた更新が遅くなりましたが、5月1日から5月9日までポーランドのクラクフで開催されたタンゴフェスティバルのレポートです。

 

クラクフはポーランドのかつての首都であり、第二次世界大戦の戦火を逃れて今なお中世の趣きを残す街です。アウシュビッツ強制収容所が郊外にあり、バスで1時間かけて行ってきました。想像以上に広大な敷地。ヨーロッパ中からこの地に移送され亡くなった多くの人々。

 

 

 

指一本で生死を分ける「選別」の場。日中は同胞のため、夜は親衛隊のために演奏した死の国の音楽隊。残された幼子たちの靴。三つ編みごと切られた女性たちの髪。

 

音楽隊が演奏していた場所、銃殺の処刑広場などに立ち、彼らがどのような気持ちでこの景色を眺めていたのだろうかと思いを馳せ、なんども涙が込み上げてきました。ふり返って今自分の周りにあるすべてがより愛おしく感じられました。

 

 

 

 

私が海外のイベントを選ぶ際に重要視するのが会場の雰囲気なのですが、今回参加したこのイベントは過去最高に素敵でした。

岩塩洞窟でのミロンガ、公園の広場でのフォルクローレ、なかでもポーリッシュ・タンゴというジャンルの曲に惹かれました。現地で初めて知ったのですがポーランドはタンゴゆかりの地だったようで1930〜1940年代の流行歌の約8割はタンゴだったとの記録もあるそうです。

自分が普段いる環境から離れることは私にとってはとても大切なこと。外から客観的に自分を見ることで軌道修正や気持ちのリフレッシュになります。また次の旅まで日々を大切に生きたいと思います。

 

Kentaro